神経を抜くことも治療の一つですが、当院ではできるだけ神経や歯を保存できるような治療を心がけています。根管は、建築物で例えますと、かぶせものが「建物」、歯周が「土地」、根管治療は「柱」の部分になります。健康な口内環境には、その全てが良い状態にすることが必要ですが、根管治療は日本ではかなり軽視されているのが実情です。また、きちんと治療をしないと再発する可能性が高く、根治に向けて治療計画を立てることが重要です。当院では、CTを用いた精密な検査を行い、患者様のお口の状態を正確に把握し、マイクロスコープ・ラバーダム・超音波チップ等を用いることで、精度の高い根の治療を行います。
根管治療を行わずに、神経がむし歯や外傷で細菌の感染を受けた場合、歯がひどく傷んだり、歯肉がはれたりします。症状が進むと、リンパ節が腫れたり発熱したりと全身にも影響が出る場合があります。
当院では、根管治療によって、これらの症状を軽減・治癒するだけでなく、予防処置も行います。
根管治療は、再発率が高く、根治が難しい症例です。当院では、徹底的に治療して再発を抑えるよう努めていますが、何よりも治療が必要になる前の「予防」が大切だと考えています。
自覚症状が出た時には、かなり悪化しているというケースも珍しくありません。3ヶ月に1回、最低でも半年に1回は歯科検診を受けましょう。
CTを用いた精密な検査
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ラバーダムを用いた清潔な環境での治療
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マイクロスコープ、ニッケルチタン、超音波チップなどを用いた
確実な感染源の除去
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MTAを使った緊密封鎖の実施
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再感染を起こしにくい精密な補綴物の作成